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2006年 08月 19日
朝食は考えた挙句、ホテルのビュッフェ形式の朝食を追加のお金を払って食べることにした。パンやシリアルは勿論の事スクランブルエッグやらウインナーやらいかにもEnglish Breakfast的なものがあって内容的には十分だったのだけど、いかんせん値段が高かった(6.50£)ので、明日以降は使うまいと思った。そして駅に向かってお金の両替等の用を済ませてから今回世話になった旅行会社の担当の方と待ち合わせて、他の同じ会社でV Fesに行く人たちと会場最寄り駅のChelmsfordまで向かう。Liverpool ST駅からは大体40分弱ぐらいかな。ちょっとウトウトっとしたり嫁とあれこれ話してるうちにあっという間に到着した感じだった。
Chelmsford駅から会場までは無料の送迎バスが出ていて、到着すると既にかなりの列が出来ていた。ただ、シャトルバス自体が次から次へと来るから大して待たされなかったかな。既にこの時点でビールかっくらって何か歌いながらハイテンションでバスに乗り込んでいく団体がいて観察してたらバカっぽくて笑えた。会場まではバスで約15分ぐらい。バスを降りてチケットの引換所まで歩いていく途中にテントサイトがあるのだけど、当たり前だけどフジとは比べ物にならないぐらい広い。大量のテントがあるけどフジみたいに狭い場所に無理矢理立ててるところなんて無かったし。これだと場所取りとかも楽だろうな。そしてチケットを受け取ってさあ会場入りと思ったのだけど、開場までがかなり時間があってしかも既に入場待ちの長蛇の列が。並んでいざ開場時間になってもあまり列が進む気配が見られなくてややウンザリ気味。しかもたちの悪いことに途中雨に降られるし。最悪。さらにそうこうしてる内に一つ目のアクトが始まっちゃうし。にしても開場が12時で開演が12時半ってどう考えてもおかしい。なんてウンザリしてたらこれまでの遅さは何だったの?といいたくなるぐらい列が進むスピードが速くなって1時前位にやっと会場に入れた。 会場に入ってしばし歩くと間もなくメインのV Stageが見えてきた。その時はV StageトップバッターのDaniel Powterがライブ中。丁度オーラスでヒット曲「Bad Day」を演奏しだしたところ。そういやサマソニでも見たなあと思いつつ素通りしてまずはタイムテーブルとパンフレットを手に入れるべく物販の場所を探す。フジやサマソニと違ってここではタイムテーブルもお金を出して買うものになっている。無きゃ話にならないものだし、持ってれば記念になるしとりあえず購入。ちなみに買ってみたらパンフレットとタイムテーブルでワンセット値段は10£。ちょっと高い気がするけどしょうがないところかな。 その後昼を食べてからV Stage二番手のDead 60sを見る。前見たライブがなかなか良くて今回もバンド自体には問題が無かったのだけど、低音がやけにハウっててせっかくのいい演奏が台無し。他のステージを見て思ったけど音の設備に関しては全般的にあまり良くないかも。フジの方が数倍いいと思う。そのDead 60sの間に一杯飲もうかと思ったのだけれど、これがものすごい行列。ちなみにV Fesではアルコール類は全てチケット製になっていて、チケットを買ってそれを売り場で酒と引き換えるというシステムになっている。これが並んでる人を見るとかなり大量にまとめ買いをしてた。とりあえずライブ見るよりまずは一杯!という間隔なんだろうな。という訳で途中かなりチケット買いの行列に並ばされたので結局Dead 60sをあまりちゃんと見れずじまいになってしまった。 Dead 60s後に嫁がちょっと疲れ気味だったのでしばしゆっくりと休んだ後にChannel 4 StageのKula Shakerを見る。先ほどのV Stage以上に音が悪いのもあってか正直あんまりパッとしない内容だった。まあこんなところなのかな?この後はトイレ行ったりまた一休みを入れたりしながら、結局その後見たいものがV Stageに続いていたのでこの日はずっとV Stageにいつくことにした。にしてもこの時点で思ったのだけど、噂どおり会場内が汚い。ビールの紙コップやら食べ物の紙食器やらポイ捨てが当たり前の有様。さらに食器だけならいいのだけど、更に食べ残しを捨てたものとかもあるので、下手に地面に座れない有様。それでも現地の人達はそんなのを気にする様子も無く平気地面に座ったりしてた。慣れてしまえばこんなものなのかな。 そしてV Stageに戻ってからMagic Numbersの途中からをトイレに並べながら遠めから聴いてた。Franzの前座で見た時がかなり良かったのだけど、この日はそれ以上だったかも。予想以上に多くの人が集まっていて、その期待に十二分に応える内容だったと思う。そしてその盛り上がりが次のBloc Partyで更に加速し出した。雑誌等の文字情報で現地でも盛り上がりっぷりは伝わってきていたけど、こうやってフェスの舞台で見て改めてその人気の高さを確認した感じ。去年サマソニでの盛り上がりなんて比較にならないぐらいだったし。人も一杯で、正直その後のKeaneやBeckより沢山人がいたぐらい。そしてまた内容も文句なし。これで見るのが三回目なのだけど、見るたびにライブがグングン良くなっているので今後が本当に楽しみなバンドの一つだと思う。 そしてBloc Party終了後、人が一気にChannel 4 Stageに流れて行った。タイムテーブルを見ると、Channel 4 StageがWe Are Scientist~Ordinary Boys~Editors~Kasabianという流れだったので、若者を中心にそっちに流れたんだろうなという気がした。お陰様でKeaneを割りと前の方でゆっくりと見ることが出来た。サマソニのキャンセルの件があって心配していたのだけれど、トムもちゃんと声が出ていていつもどおりの内容だったと思う。日本で見るのと違ってとにかく皆一緒に歌いまくり。特に「Somewhere Only We Know」でトムがサビを観客に委ねての大合唱を聴いてると、さすが本国での愛され具合は違うよな、と思った。ただ後日のドラック依存症の話を聞くと良くちゃんと出てきてライブやれたよな、と複雑な気分になってしまった。 Keaneが終わった後にまた更に人が減る。見るのが楽っちゃ楽なのだけど、Beckの人気ってこんなもんなの?と思ってしまった。そんな中いきなりLoserから始まったステージは、どの曲もアレンジを変えてみたり、スクリーンに流れてる映像が凝ってたり、カヴァーを交えてみたりと、去年のフジと演奏してる曲自体は大して変わらないながら十分に楽しむことが出来た。当初は寂しく見えた人もライブにつられてか徐々に増えてきたし、さすがBeckといったところかな。にしてもイギリスの夏は長い。Beckが終わったのが八時半ぐらいなのにも関わらず、空だけ見ると日本での夕方くらいの明るさだったし。けど何故か違和感は無かったかな。 そして今年のV Fes行きの決定打ともなったRadioheadの登場。「Airbag」でスタートしたこの日のライブは、多くの人が喜びそうな「The Bends」と「Ok Computer」の曲をメインにしたセットリスト。殆どの曲は割りとライブでもよくやる曲ばかりだったのでさして意外性は無かったのだけれど、特に「No Surprises」は泣けた。あとこの日新曲を三曲演奏したのだけれど、その内容から推測するに、来年に完成という噂のアルバムは「Ok Computer」に雰囲気が近いものになるのでは?と思った。出来は一昨年の日本での単独より数段良かった。肩の力が抜けてて演奏そのものを楽しめてるな、といった感じだった。そして観客の歌い上げ度合いは当然ながらこの日一番。「Just」の時なんかトムの声が殆ど聴こえなかったからな。そして最後にサプライズ。お決まりの「Everything In Its Right Place」でもう植わりかと思いきや、曲終了後にもまだメンバーが残っていて、何と「Creep」を演奏。一時期よりはライブでやる頻度が多くなったとはいえ、本場のイギリスのフェスに来てこれを聴けるなんて感激の一言。ホント、いい新婚旅行の思い出になった。 そして終了後帰りのシャトルバスの出発所に向かったのだけど、昼過ぎに降った雨で地面はグチョグチョ。しかも土がやけに靴にまとわりつく感じの土質なので尚更厄介。後で明かりのあるところで靴を見たらとんでもないことになってたし。普段フジとかで使ってるゴアテックスの靴で来てよかったわ。勿論、帰りの電車の中では熟睡。ホテルに帰ってからもあっという間に眠りについた。
by 0827dai
| 2006-08-19 00:00
| 2006年8月 英国旅行記
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